遊園地をでて、駅に着いた。
数分後に到着した電車は、来るときと同様に空いていた。発車して少し経つと陽茉は寝てしまった。そのタイミングで百合さんが話しかけてきた。
「ひまちゃん、今日は楽しかったみたいですね。」
「ええ、そうですね。私もあまり見たことない顔をしてましたよ。遊んでいただき、ありがとうございました。」
「いえいえ、私も楽しかったですし。ひまちゃん、かわいいですし!」
「普段は女性と遊ぶ機会がないので、私に甘えるのとは違う感じ、わがままな一面を見れました。でも、ご迷惑ではないかと不安でしたよ・・・。」
「全然大丈夫でしたよ。でも、奥様がいらっしゃらないとそうですよね・・・。以前に奥様と三人で遊んだり、もしくはこれからする予定はないんですか?」
「・・・妻は陽茉が生まれた時に亡くなったんです。だから、以前もこれからもないんです。」
「あー、なるほど。そういったご事情でしたか・・・。」
「母親は必要かなと思いますが、特に予定はありませんし・・・。ご迷惑でなければ、また陽茉と遊んでいただけるとありがたいです。あ、お母さんになってほしいとかじゃないですよ?!」
「ふふ。ひまちゃんと約束しましたし、大丈夫ですよ。」